日原鍾乳洞

都内とは思えない?日原ツーリング

日原(にっぱら)は、八王子滝山をスタートとする都内でも有名なツーリングコースです。
特徴はとても東京都内とは思えないほどの山中の景色と、自然の不思議で出来上がる鍾乳洞を見ることができるということです。

山中であることから夏場にも大変涼しく、暑い夏の時期にちょっとした涼を求めてツーリングに出かけるというライダーたちも多いようです。
都内近辺ということで移動のための距離もかからないので、休日に思い付いて行ける人たちを誘い合い小旅行で出かけるという人たちが多いというのもこのコースの特徴になっています。

そのため夏休み中や秋口の紅葉シーズンなどにはかなりたくさんのライダーやドライバーたちとすれ違うことになります。

日原鍾乳洞までのアクセスとしては、新宿から中央自動車道で八王子JCTをへて日の出ICに向かうか、もしくは練馬ICから関越自動車道で鶴ヶ島JCTに向かい、そこから青梅ICを目指すということになります。
奥多摩方面への道路状況は他にもいくつかあるので、そこから日原を目指していくようにします。

奥多摩駅からは日原街道入り口となるこうさてんがあるので、そこから約20分くらいで日原鍾乳洞に行くことができます。

かつての山岳信仰のメッカ

日原鍾乳洞を訪れる前に知っておいてもらいたいのが、かつてこの山々は山岳信仰のメッカとして有名なところであったということです。
今ではそうした山岳信仰自体が廃れてしまったことで宗教色はほとんど感じられなくなりましたが、それでも神聖な場所として扱われてきたところということは忘れてはいけません。

観光名所として多くの人は訪れますが、山に入るときにはきちんとした心構えのもと「旅の恥はかき捨て」のような恥ずかしい行いはしないように気をつけていきたいところです。

日原鍾乳洞は総延長1270m、高低差は134mという全国的にも相当なレベルの巨大さをほこる鍾乳洞となっています。
入り口はそれほど大きくはないのですが、中に入ってみるとかなり数多くの鍾乳遺跡を見ることが出来るので初めて訪れた人は必ず驚くこと間違いなしです。
もっとも内部の全てを見ることができるというわけではなく、一般の人が入ることができるのはごく一部のみとなっています。

また気候状況や落石状況によって時々通行止めなどが起こってしまうので、運が悪いとせっかく訪れたけれどもほとんど内部を見ることができなかったということもあるようです。

日原周辺の他の観光名所

日原鍾乳洞は人気のスポットですが、予定どおりに観光ができないということもあります。
また人気のシーズンには大渋滞が起こり、途中で行くことを諦める人もいます。

そんなときにぜひちょっと知っておいてもらいたいのが、日原周辺にある他の観光スポットです。

日原の他の人気のスポットとしては、まずニジマスやヤマメのような川魚釣りで有名な場所である「日原渓流釣場」や、日原ふるさと美術館などがあります。

日原周辺には宿泊施設も多く、日帰りでも泊まりでも過ごすことができやすいところなので都内や近辺在住の人も一度のんびり奥多摩での休日を過ごしてみるというのもよいのではないでしょうか。