小金井

ベッドタウン型

東京都のほぼ中央の多摩地域に位置する小金井市は、そのほとんどが住宅地で構成されており、東京23区への通勤者の多いベッドタウン型の地域となっています。
他の多摩地域の市と同じく緑あふれる自然が豊かで、その代表格として有名なのが、小金井公園です。

都立公園の中でも最大クラスの規模を誇る小金井公園は、日比谷公園の4.9倍もの敷地面積を誇っており、玉川上水のヤマザクラである小金井桜、ソメイヨシノ等以外にも多くの品種が植えられています。
桜のシーズンには市外からも多くの花見客が来園し、一日数万人もの人で賑わっています。
桜以外にも梅・クチナシ・金木犀等の木々が植えられていますから、一年を通じて花の観賞を楽しむ事が出来ます。

広大な園内にはサイクリングコースや野球場以外にも、バーベキュー広場がある為、レクリエーションの場としても多くの市民に利用されています。
園内にある「江戸東京たてもの園」は、江戸時代から昭和へかけての建物が移築・復元されていて、散策するだけでも、昭和レトロ感をたっぷりと体感する事が出来ます。

居酒屋や銭湯、商屋等の建築物は建屋内の見学も可能ですから、内装や家具等の昭和インテリアも楽しむ事が出来て、喫茶店ではお茶する事も出来ます。
小金井公園には駐車場が完備されていますから、駐車場にバイクを停めて、公園内を散策する事をお薦めします。

最先端と史跡巡り

日本時間の標準時は東経135度の子午線で決定されますが、この標準時を日本全国に電波として発信しているのが、情報通信研究機構(NITC)です。
言わば日本の時間を作っているNITCですが、毎週水曜日には一般見学ツアーを行っており、その際に同研究所の最先端の情報通信技術を見学する事が可能です。
見学には事前申し込み必要ですから、ホームページでチェックすると良いでしょう。

小金井駅の南西に位置する貫井神社は、場所が分かりにくい上に周辺道路はかなり狭く、一方通行が多いので、たどり着くには不便極まりない神社ですから、穴場的な観光スポットと言えるでしょう。
しかし駐車スペースはしっかりとありますから、バイクでの参拝には便利ですね。
神社前には湧水池があり、その池の中には多数のカメが棲んでいます。
神社横の階段を上ると、お堂や石仏があって、神社マニアでは無い方にも、楽しめるでしょう。

学問の神様として有名な、菅原道真を祭神とした小金井神社は、古くから武蔵野の森の中の小金井村を鎮守して来た神社で、住宅地の真ん中に静かに鎮座しています。
境内左奥には石臼塚があり、これは役割を終えた石臼を供養する為に、約3mの高さで富士塚風に積み上げていて、珍しい石塚として有名です。
境内には屋外弓道場があり、ここで修練している風景を鑑賞する事も出来ます。