青梅

手軽に登山

青梅マラソンで有名な青梅市は、古くから青梅街道の宿場町として栄えて来ました。
青梅市東部は扇状に平野が広がっていて、商業地や住宅地として開発されていますが、西部や南部は山地や丘陵地帯が多い為あまり開発が進んでおらず、東京都内でハイキングが出来る地域として、親しまれて来ました。

そのハイキングスポットとして人気が高いのが御岳産で、標高929mのこの山は都心からの交通のアクセスが良くコースも良く整備されている事から、「手軽に登山気分が味わえる」と多くの登山者から愛されています。
山頂へは登山道の他にも御岳登山鉄道のケーブルカーがありますから、ハイキング以外にも観光目的としての登山も楽しめます。
ふもとのケーブルカーの滝本駅には駐車場がありますから、ここにバイクを停めて登山する事をお薦めします。

ケーブルカーの御岳山駅から山上へはリフトで移動し、山頂にある武蔵御嶽神社へ安全運転祈願のお参りすると良いでしょう。
御岳山には多くの売店やお食事処があり、宿坊もありますから、一泊ツーリングを楽しむ事も出来ますね。

花を観賞

梅の名所として有名な吉野梅郷の中にある「青梅市梅の公園」は、吉野梅郷の観光的シンボルでしたが、2009年に日本で初めてプラムポックスウィルスが吉野梅郷地区で発見されると、 感染拡大の防除と梅の里の早期復興の為に、全ての梅の樹が伐採されてしまいました。
現在では菜の花や福寿草、日本スイセン、ツツジ等が植栽されており、春には様々な種類の花が咲きますので「花の園」として来園者を楽しませています。

貴重となった谷戸地の保全を目的に、主にハナショウブを植えて作られた公園「吹上しょうぶ公園」では、何十種類ものハナショウブが栽培されています。
「吹上花しょうぶまつり」の時には、花が咲くタイミングをずらしていますから、期間中はいつでも花を観賞する事が出来ます。
公園には駐車場がありますし、一周するのに20分ほどですから、手軽な観光スポットしてお薦めします。

隠れた観光スポット

隠れ家的観光スポットしてお薦めしたいのが、「青梅鉄道公園」です。
1962年に開設されたこの公園には、旧国鉄時代に使用されていた蒸気機関車や車両の実物が展示されていて、小学生以上は一律100円と言う良心的な値段で楽しめます。
貴重な鉄道文化財である鉄道車両11両が屋外展示されており、その種類は蒸気機関車のみならず、電気機関車や0系新幹線も展示されています。

併設されている記念館には、模型を中心に詳しく鉄道資料を解説しており、低価格設定の入場料と相まって、大人から子供まで楽しめる施設となっています。
園内には子供達に人気のミニSLの「弁慶号」が走っている他、多数の遊技機で楽しめる事が出来ます。
この鉄道公園には、野良猫の「のら」が数年前から住み着いていましたが、2010年に園長として任命されたことで話題となりました。