隅田公園

桜と花火大会

隅田公園は東京都墨田区向島と台東区浅草と、隅田川沿いにまたがって所在している公園です。
浅草駅より徒歩5分の立地にあります。

およそ8万平方メートルあり、春には都内指折りの桜の名所となり数多くの花見客で賑わいます。
夏には隅田川花火大会が行われ、多くの人が集います。

隅田川沿いに植えられた桜はまさに圧巻で、スカイツリーとのコラボレーションも可能なので、写真におさめようとする見物客で溢れます。
水上バスもこの公園から乗車し、スタート地点となります。

隅田川の両端沿いにソメイヨシノが植えてあり、数キロに渡って桜並木が広がっています。
花見のシーズンと花火大会の日にはたくさんの屋台も出店され、とても賑わい歩いているだけで楽しいです。

実は歴史あるスポットです

この公園には江戸時代、徳川御三家のひとつである小梅御殿がありました。
関東大震災で屋敷が全壊してしまうまでの間、水戸藩徳川家はこちらに住んでおりました。

この公園が日本庭園の雰囲気があるのは、水戸藩の屋敷があった名残なのです。
公園に咲くさくらはこの江戸時代はじめの頃に植えられており、江戸時代中期には江戸の五大桜の名所として数えられていました。

実際の誰の命令で隅田川沿いいっぱいに桜を植えさせたのかというのは諸説あり、真相はわかっておりません。
しかしながら、現代人も昔の人もこの桜をみて和んだことには変わりなく、いつまでも残って欲しい風景の一つです。

隅田公園内のパワースポット

隅田公園といえば桜と花火大会のイメージがとても強いですが、牛嶋神社という神社が存在します。
歴史は古く、西暦860年の平安時代には既に存在しており、隅田公園内に昭和のはじめの頃移設されました。

この牛嶋神社の北側に撫で牛と呼ばれる石で作られたオブジェがあります。
参拝者はみなこの牛をなでて、健康を祈願していくのです。
自分の身体の悪い部分を、この牛の部位を撫でていくと、怪我や病気が治ると言われています。

更にこの神社の境内には三輪鳥居と呼ばれる全国でも珍しい鳥居があります。
この鳥居は、大きな鳥居の両側に、小さな鳥居が付いているのです。

由来などはわかっていませんが、珍しい建造物としてたくさん参拝客がパワースポットとして訪れます。
木造建築の社殿の彫刻も見事で、いつまでも眺めていたい程、とても細かい仕上がりとなっています。

近くにそびえ立つとうきょうスカイツリーの氏神様でもあります。
境内からもスカイツリーを眺められます。

アクセス

交通機関を利用する場合は、地下鉄の本所吾妻橋駅から徒歩7分程度です。
東武スカイツリーラインのとうきょうスカイツリー駅からもアクセスでき、徒歩7分となっております。
浅草側の隅田公園へは、地下鉄浅草線の浅草駅より徒歩5分です。