ツーリングコース

東京のツーリングというと、都心部などの高層ビル街を疾走するイメージがあるかもしれません。
たしかに高層ビル街を疾走することも、東京のツーリングの魅力の一つです。

しかし東京でのツーリングの魅力はそれだけではありません。
都内にも自然を満喫して走れるツーリングコースがあります。

奥多摩

雄大な自然例えば奥多摩があげられます。
奥多摩は都心部からでも、1時間強で行くことの出来る緑豊かな丘陵地域です。
東京にいるとは思えない緑豊かな景色、澄んだ空気、交通量の少ない道路が待っています。
新緑の季節のツーリングも良いですが、紅葉の季節の奥多摩周回道路はライダーなら一度は走ってみるべきでしょう。

高尾山

高尾山も都内ですが自然を満喫してツーリングを行うことができます。
都心から約1時間、東京都八王子市にある標高599mの高尾山は、日本で一番登山客の多い山でもあります。
高尾山は新緑の季節、紅葉の季節のツーリングにも適していますが、何と言ってもおすすめは桜の季節です。
山全体がピンクに覆われるほどの見事な桜は、ライダーなら必見といえるでしょう。

相模湖

相模湖は厳密にいえば神奈川県なのですが、都内のアクセスの良さから東京といっても差し支えないでしょう。
相模湖は都心からでも2時間かからずにアクセスすることが可能です。
相模湖は昭和22年に全国初の人口ダム湖として作られた経緯があります。
人口ダム湖といっても、すでに長い年月が経過しているため、豊かな自然が息づいています。
ホタルやカタクリの花が観察できるほどです。

注意点

こうした場所は都内から日帰り可能なツーリングコースですが、注意すべき点もあります。
まず雨対策をしっかり行うことです。
奥多摩も高尾山も相模湖も、標高が低いとはいえ立派な山です。
山の天気は変化しやすい特徴があります。

都心部は快晴でも、山は雨、ということもあるのです。
レインスーツなどの雨対策は必須といえるでしょう。

また都内であったとしても、必ず地図を持参するようにしましょう。
これは登山客の例ですが、高尾山で遭難する登山客もいるのです。

ツーリング中に奥多摩で自分がどこを走っているのか、わからなくなったライダーもいます。
スマホをナビ代わりにすることもできますが、都内でも圏外の場所がまだあることを忘れないで下さい。

最後に奥多摩も高尾山も相模湖も、トンネルが比較的多いです。
夏場の強い日差しで、トンネルの出口から出る時に目がくらむことがあります。
冬場はトンネルの出口が凍結していることもあります。
ツーリング初心者であれば、トンネルには十分気をつけてください。