空気圧の低いタイヤはデメリットばかり
バイクを常に快適な状態に維持するためには、最低限の点検を毎日行うことが大切です。
ミラーが動いていないかどうか、タイヤの空気圧は適切かどうか、ガソリンの残りが少なくなっていないかどうかなど、随時チェックしておけば安全な走行が楽しめます。
タイヤは地面と直接接する部分ですので、いつも万全な状態にしておかないと、走っていて「しまった!」と思うことにもなりかねません。
タイヤは人間でいえば足に相当する部分ですので、高性能でさまざまな安全対策が施されているバイクだからといって、点検をしなくても安全なツーリングができるというわけではないのです。
タイヤを見るときは、溝が薄くなっていないかどうかなどをチェックすると共に空気圧も確認しましょう。
空気圧の低いタイヤというのは、デメリットばかりで安全に走れません。
目で見たり手で押してみたりしただけでは空気圧が低いかどうかがわかりませんので、必ず専用のエアゲージなどで計測するようにしましょう。
タイヤの空気圧が低くなっていると、まずバイクのハンドリングに支障が出ます。
バイクが何となく重くてハンドルを操作しても思うように走ってくれないというときは、空気圧を調べてみると低くなっているケースがほとんどです。
バイクの操作が重くなるだけではなく燃費も悪くなりますので、ガソリンを余計に消費するようになるのも空気圧の低いタイヤで走るデメリットのひとつです。
さらにタイヤの偏摩耗が起こり、タイヤの寿命を縮めるだけではなくて、ひどい場合にはバーストを起こしてしまうことさえ考えれます。
操作性が悪くなるため事故を起こす確率も高くなるなど、危険なことばかりです。
安全とタイヤのためにも空気圧は気を付けよう
タイヤの空気圧は安全走行の上で非常に大切なものですので、ガソリンスタンドで給油するたびに空気圧を測るといった工夫が必要です。
家庭用の空気入れがないのであれば、ガソリンスタンドに設置してあるエアコンプレッサーなどで空気を入れることも可能です。
ただし、空気圧の測定はタイヤが常温のときに行わないと正確な数値を得ることができません。
ですから、できるだけエアゲージを家に用意しておくことをおすすめします。
ツーリングから戻ってきたら、タイヤの熱が冷めるまで1時間ほど放置しておいてから空気圧の測定を行いましょう。
適正空気圧は前輪と後輪では異なりますので、顔見知りのバイクショップでアドバイスを受けるのもいいでしょう。
タイヤの空気というのは、たとえバイクに乗らなくてもある程度は自然に抜けていきますので、「しばらく乗っていないから大丈夫」と過信するのは禁物です。
ちなみに、バイクタイヤの空気圧計は5,000円前後で買えます。