富士スバルライン

富士山

富士スバルラインは、川口湖畔から、5合目までの約30㎞の山岳道路です。観光スポットの多い富士五湖エリアから、富士山の雄姿を眺めながら坂道を駆け上がるツーリングは一度体験してみたいもの。ここでは富士スバルラインの魅力や特徴について紹介します。

走りやすい山岳道路

富士スバルラインは、川口湖畔から五合目までの大自然に造られた壮大な有料道路です。起点から5合目までの標高差は、1423mもあります。全長は27.6㎞と長く平均勾配は5.2%と、山岳ドライブウェイとしては緩やかと言えます。道幅は大型バスでも通れるよう、幅員も十分にとられ、整備も行き届いているので快適に走れる道路です。正式名称は、富士山有料道路。起点から富士山料金所手前までの無料区間、富士山料金所から、五合目までの、有料区間を合わせて富士スバルラインとしていましたが、現在は、富士山料金所手前の交差点から五合目までを富士山有料道路としています。富士山5合目までいける3つの道路のうち、吉田ルートを通るのが富士スバルラインです。通行料金は、125cc以上のバイクは1640円で、125cc以下は200円となっています。

富士山の大自然を満喫できるツーリングコース

シガ、アカマツ、シラビソなどが生い茂る森林帯を進み、高度が上がっていくにつれてエキサイティングなパノラマが眼前に広がってきます。料金所から約40分で標高2305mの富士山5合目に到達します。山岳道路の中でも急なカーブも少ないので、景色を楽しみながらツーリングを満喫できます。富士山五合目からは、富士五湖はもちろん、八ヶ岳や南アルプス、秩父山地までを見渡す絶景が広がります。道路の両側は手つかずの自然が広がっており、野生動物も数多く生息しています。夜間になると、道路に動物が飛び出してくることがあるので、スピードの出しすぎやわき見運転をしないよう注意しましょう。

富士スバルラインの臨時閉鎖期間に注意

富士スバルラインは、5合目に続く道の中で唯一年間を通して通行が可能です。急カーブや急こう配が少なく、比較的運転しやすいルートで、真冬でも富士山を間近でみられます。ただし、降雪、路面凍結、積雪、台風や暴風雨の際は、全面通行止めまたは、一部区間を短縮して営業となる場合があります。特に秋から春にかけては5合目までの通行不可の日が多くなります。ツーリングを計画している場合、道路の状況を事前にチェックしておきましょう。夏の登山シーズンになると、マイカー規制が行われます。富士スバルラインは五合目まで、自家用車レンタカーを問わずすべて利用できなくなります。また、自転車ロードレース大会等のイベント開催時にも一定時間通行規制となることもあります。

まとめ

エキサイティングな眺めが楽しめる富士スバルラインにツーリングに出かけましょう。ただし、台風・降雪、登山シーズンには通行規制が行われるので注意が必要です。