袋田の滝

落差のある滝

茨城県大子町には日本三名瀑の一つがあります。滝は久慈川の支流である滝で、全国的な知名度を誇る観光名所です。ここでは、一度見れば印象に残ること間違いなしの名瀑「袋田の滝」の見どころや魅力を紹介します。

大迫力の第1観瀑台

袋田の滝に到着したら第1観瀑台へすぐさまいきましょう。観瀑施設管理事務所で観瀑施設の利用料金を支払い、トンネルを進むと、第1観瀑台に到着します。途中つり橋への分かれ道がありますが、トンネルを抜けると右手が第1瀑台です。そこからの眺めは訪れた人のほとんどが、思わず感嘆の声を上げてしまうほど迫力があります。「袋田の滝」は、高さ120m、幅73mの滝です。袋田の滝は岩肌を四段になって流れ落ちる滝。第1観瀑台は四段目の最下段にあり、ごうごうと響く水に手を伸ばせば届きそうになるほどです。流れ落ちる水の流れは当然ですが、一瞬として同じ表情はありません。そのため時の経過を忘れて見入ってしまい飽きることがないでしょう。大自然が作り出した素晴らしい景観に感動すること間違いありません。ただ、訪れる時期によっては水量が少なく、迫力という点で劣るかもしれません。その代わり白糸のような滝の繊細な表情を見られるでしょう。それもまた情緒ある景観です。川の流れは四段目がある第1観瀑台の下で大きく左に向きを変え、穏やかさを取り戻して流れていきます。下流側にかかるつり橋の姿も第1観瀑台からも見えます。大迫力の滝の姿と、穏やかに流れてゆく渓流とのコントラストが何とも言えません。

フェンスから少し下がると絵画のような瀑布が!

フェンス際の瀑布で、大自然の迫力を体感したら、少し下がって滝を眺めてみるのもおすすめです。観瀑台のフェンスや柱が額縁のように滝をトリミングされた様子は、まるで一枚の絵画のようです。そこに人がいるとシルエットになって、その絵画にアクセントを添えてくれます。

第2観瀑台

第1観瀑台からの眺めを十分に堪能したら、エレベータを使い、「第2観瀑」へいきましょう。第2観瀑台は、第1観瀑台より高いところに設けられていて、袋田の滝を上から見下ろせます。第2観瀑の見どころは3つの観瀑デッキが段差をもって設けられているところ。それぞれの観瀑デッキの眺めを楽しむのは当然ですが、おすすめは最も高い場所に設けられている第3観瀑デッキです。また、第2観瀑からは第1観瀑では見えなかった袋田の滝の上段部もよく見えます。深く茂った木々の間をえぐって流れ落ちる滝の姿は絶景にふさわしいと言えるでしょう。