鳩ノ巣渓谷

鳩ノ巣渓谷について

奥多摩は美しい山々や川、険しく切りだった岩の造形美など、大自然の恵みと清らかさを想像します。
鳩ノ巣渓谷は特に渓谷美が素晴らしいと、鳩ノ巣渓谷をよく知る人の間では大絶賛されているのです。
実際鳩ノ巣渓谷は、断崖絶壁のV字型谷間が数百メートル続きます。

ある意味最も奥多摩らしい光景でしょう。
四季折々の変化に富んだ風景に恵まれているので、いつきても目で楽しめます。
この鳩ノ巣渓谷を思い切り楽しみたいなら、遊歩道を散策してみるのがおすすめです。

昭和レトロで風情ある鳩ノ巣駅から、歩いて約5分の立地にあるのが、鳩ノ巣渓谷です。
青海街道を東に進むと、“鳩ノ巣渓谷遊歩道入口”と書かれた大きな看板が出て来ます。
案内に沿って進んだ先が鳩ノ巣小橋です。

鳩ノ巣小橋から鳩ノ巣渓谷を望む

鳩ノ巣小橋は渓谷の断崖と断崖をつなぐ吊り橋ですが、鳩ノ巣渓谷を一望できます。
木造の橋でゆらりゆらりと揺れているのは、刺激的で一種の冒険ですが、改めて渓谷の迫力ある自然の風景に感動です。
これだけ切りだった岩だらけの急流を、頼りなげな筏流しが行き来していたのですから、どれだけ大変な思いをして、荷運びをしていた事でしょう。

悠久の時をしのびつつ、岩場へ降りて遊歩道を進みます。
遊歩道は上流へ登るためのハイキングコースですが、歩きやすいように、整備されているので、子供でも歩きやすいです。

鳩ノ巣渓谷遊歩道で上流へ

鳩ノ巣渓谷遊歩道は渓谷を脇にみながら2.5kmのなだらかな道を進みます。
15分もあるけば最初の目的地“白丸ダムに到着です。
さらにダムの上には神秘的な湖面をたたえる人造の白丸湖につきます。

もう少し登っていくと、数馬峡橋を過ぎた先に、数馬峡があります。
長く奥多摩の人を寄せ付けない厳しい峡谷を見てきた人は、数馬峡の静かで穏やかな光景に、ほっとする事でしょう。

鳩ノ巣渓谷のグルメ

鳩の巣釜めしは鳩ノ巣駅を出て、1分のところにあるごはんやで、鳩ノ巣渓谷を目指して駅に降り立つ人が、必ず立ち寄る人気店です。
地元産の食材を使った様々な釜飯が味わえます。
特におすすめは、きのこ釜飯セットで、新潟県魚沼産コシヒカリ、きのこ釜めし・水炊き・お漬物・さしみこんにゃく・しめじ天婦羅・梅酒といった内容になります。
一緒に国産しめじと炊き込んだ醤油味がこうばしくておいしいです。

“奥多摩やまめ刺身“は、奥多摩町観光協会との共同で開発した地元グルメの1つです。
TVメディアでも紹介されました。サーモンのような風味が魅力です。

絶景カフェ ぽっぽは、鳩ノ巣渓谷を眼下におく断崖にたつカフェで、コーヒーや軽食が楽しめます。
店内の手ーブル席はすべて窓越しにあり、鳩ノ巣渓谷をながめながらのコーヒーはスイーツがおいいしです。