清澄庭園

絶景スポット清澄庭園の特長と魅力

東京都江東区にある清澄庭園(きよすみていえん)は、1891年に「深川親睦園」の名所で開園された都立公園です。
もともとは大名の下屋敷だった一帯を三菱の創始者が造園したもので、「回遊式林泉庭園」の造りになっています。
回遊式林泉庭園というのは池の周囲をそぞろ歩きしながら景色を楽しむタイプの庭園のことで、清澄庭園の大泉水には全国から特別に取り寄せた石などが配置されて、独特の景観を呈しています。

清澄庭園には数々の名石があり、中でも鮮やかな赤い色が印象的な「佐渡赤玉石」などに至っては、これひとつで家が1、2軒建つと言われるほどの価値があります。
土日祝日にはボランティアガイドによる案内がありますので、行く前に時間帯を調べておくと良いでしょう。

池の端には、池の上を歩けるように石がいくつも配置されており、「磯渡り」ができるようになっています。
庭園内には「大正記念館」や「涼亭(りょうてい)」などの建造物もあり、一週間以上前までに予約をしておけば、食事をとることもできます。

大正記念館は大正天皇の葬儀の時の葬祭殿を移築したもので、1989年4月に全面的な改革が行われ、集会施設として利用されています。
涼亭の方は国賓として1909年に来日した英吉利のキッチナー元帥を迎えるために建てられた建造物で、2005年には「東京都選定歴史的建造物」に指定されています。
大正記念館には179.3平方メートル(53坪)の大広間があり、南側に面した一面のガラス張り窓から池や芝庭を見渡すことができます。
ステージや控え室も完備していますので、さまざまなイベントに活用することができます。

清澄庭園へのアクセス

清澄庭園へのアクセスは、東京メトロ半蔵門線または都営大江戸線「清澄白河」駅から歩いて3分、車でアクセスする場合には近くにある24時間営業の有料駐車場を利用するのが便利です。
清澄庭園の開園時間は午前10時から午後5時まで、入園時間は午後4時半までとなっています。

休園日は年末年始の12月29日から1月1日までで、これ以外にも定期的に保存修理工事のため閉園になることがありますので、訪問する前に確認しておくといいでしょう。
入園料は一般が150円、小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料で、65歳以上は70円となっています。

年間パスポートは一般が600円、65歳以上が280円とお得なので、何度も通いたい人にはおすすめです。
また、清澄庭園の他に浜離宮や旧芝離宮・小石川後楽園・六義園などといった東京都内の都立9庭園が入園フリーになる都立9庭園共通年間パスポートも一般が4,000円、65歳以上が2,000円と非常にリーズナブルです。
ちなみに、「みどりの日」と「都民の日」には無料で一般に開放されています。