日塩もみじライン

紅葉

栃木県鬼怒川温泉と塩原温泉を結ぶ28.5㎞の日塩有料道路、通称「日塩もみじライン」はその名の通り紅葉の美しいスポットとして有名な道路です。ここでは、日塩もみじラインの魅力や見どころについて紹介します。

中間地点あるもみじのパワースポット

塩原、鬼怒川方面どちらのラインを使用しても、中間地点に、峠茶屋があります。峠茶屋の目の前にある2本のもみじは、「寄り添いもみじ」「思いもみじ・思われもみじ」と名付けられています。春から初夏にかけては、さわやかな新緑を、秋は紅葉と毎年多くの観光客の目を楽しませています。平成22年に愛称を募集したところ、小さいもみじを「おもわれもみじ」大きいもみじを「思いもみじ」と命名しました。この愛称は、毎年燃えるような紅葉に染まる様相がまるで、二人の深まりゆく心のように思われ、互いに寄り添い絆を確かめ合えるパワースポットとされています。このもみじを見るためだけに、「もみじライン」に訪れる人もいます。また、絶好の撮影スポットでもあるため、周囲にはいつもカメラを持った人が絶えません。

真っ赤なもみじと白滝が織りなす紅葉の絶景ポイント

この「峠の茶屋」実は知る人ぞ知る有名なスポットです。日塩もみじラインは漫画イニシャルDの舞台として登場しています。太閤下ろしの滝から、富士見展望台の区間ですが、実際は富士見展望台の少し先の塩原寄りに存在します。
また、「峠の茶屋」の県内のそば粉を使用している手打ちのそばが絶品と評判です。期間限定ですが変わり種として、日光で採取したメープル樹液で作った世界初のメープルそばが食べられるお店です。

紅葉に映える白滝

日塩もみじラインの賛同を登り切ったほぼ最高地点にある、峠の茶屋の脇には、白滝があります。落差は約15mほどの滝で大規模ではありませんが、年間を通してしっかりとした姿を見せています。ほとんどのドライバーはここで休憩をとることが多く、そばをいただきながら見ることもできる、お手軽な滝です。白滝が流れる橋の上から見ると、白滝の下側にも滝が連なっているので、上側の滝と合わせると30メートルを超す大きな滝となっています。

ほかにも見どころがある日塩もみじライン

いろは坂はすでに紹介済みですが、日光鬼怒川温泉と塩原温泉を結ぶ日塩もみじラインにもそれに負けないヘアピンカーブが45あります。また、周辺には、塩原十名瀑のうち、5つの滝が存在するスッカン沢があります。峠の茶屋を過ぎた先には富士見台があり、視界良好ならば富士山や山並みの間にダムが遠望できます。