小笠原諸島

世界遺産のだいご味を味わいつくす小笠原諸島

かつてはいくつかの話題作でロケ地にもなった無人島の南島は、まさに小笠原諸島らしさが、ふんだんに表れている島と言えるでしょう。
環境保全のため個人での渡島が禁止されたのは、残念です。
沈水カルスト地形と称される、独特の形の岩や、すり鉢状窪地、透明度抜群の扇池など、神秘的で別次元世界のような光景は、映画やTVドラマで御馴染みです。

小笠原諸島が、世界遺産認定を受けることができたのは、動植物たちの特異な生態系および進化の過程が見られるからです。
密林を歩けばかわいい動物たちをまじかに見る事ができます。
楽園という言葉がぴったり来る、世界遺産のだいご味満載の小笠原諸島を、夏休みや連休でぜひ味わい尽くしてください。

コペペ海岸で美しい海と触れ合う

太平洋中西部のギルバート諸島先住民から名付けられたこぺぺ海岸は、透明度が素晴らしく穏やかな波が打ち寄せる美しい海岸です。
サンゴ礁や多彩な珍魚を見る事ができるのも、魅了されます。
満天の星を眺める事ができて、癒される事間違いなしです。

白い砂浜をぐるりと囲む森林以外に人工物は何もないので、夜間は星空だけの明かりで時を過ごす事ができます。
神秘的な風景にきっと言葉を失う事でしょう。

ウエザーステーションからの夕陽

父島の集落大村にある三日月展望台からは、父島西海岸が一望できて、晴れていれば母島まで見える事があります。
クジラとも出会える場所として人気です。
父島だけに見られる現象に、太陽が水平線に沈むほんの一瞬だけ、グリーンフラッシュがあり、話題を呼んでいます。
まるで油絵のような、神の技をまじかに見る事が出来るので、絶景をぜひ見に来てください。

秘境の砂浜ジニービーチで海と戯れる

父島南西岸は外界から完全に遮断されているので、カヤックかボートで行きます。
流れがやや早い他は、満点の星と透明感のある海と、サンゴや珍魚など自然を満喫したい人におすすめです。
背後には際立った岩壁がすぐそばにまで迫ってきていて、造形美も楽しめます。

原生の森で自然を学ぶ

母島は得意な地形と特異な固有種が豊富で、独自の生態系を維持しています。
渡島に一定の制限がかかる森林生態系保護区です。
遊歩道は自由に行き来できます。
他では見られな珍しい生態系と出会える機会なのでぜひガイド付きで自然観察をしてみてください。

南島は厳格に自然生態系が守られている原生の島

南島の固有種を守るために靴底を塩水で洗ってから入るルールがあります。
イルカ観察とセットで入林可能です。
泳ぎが得意ならシュノーケリングで魚たちと泳げます。

遊歩道かた山の天井へ上ると、父島や母島など海を一望できるのが魅力です。
ガイド付きナイトツアーでは、動物の習性をまじかで見る事ができます。