等々力渓谷

等々力峡谷は大都会のオアシス

遠方までいかなくても、ごく身近で自然と触れ合う事ができる、しかも住宅の中心に手つかずの大自然があるのです。
東京はどこかミラクルで神秘的な街だという印象を持った人もいるでしょう。
都心にあるただ1つの大自然、等々力峡谷は渋谷から電車で20分という立地にあります。

峡谷を流れる谷沢川は多摩川に注いでいます。峡谷回りにはうっそうとした原生林があり、そこに立つとすっぽりと大自然に溶け込んでしまいます。
峡谷のあちこちに湧き水があり、谷沢川に注いでいるため、大変湿気が多い環境です。
そのために峡谷周辺に湿地帯植物が生い茂っており、なお一層都会とは思えないほどの、自然豊かな環境を作っています。

等々力駅から少し歩くと、等々力峡谷の入口である事を示す看板があり、ゴルフ橋のたもとを下りて、1kmほど歩いた先が、等々力峡谷遊歩道です。
現在高級住宅地となっている一帯は、かつてゴルフ場があったのですが、この橋を渡っていったので、ゴルフ橋を呼ばれるようになりました。
今でも赤い橋は等々力峡谷のシンボルのようになっていて、人気です。
四季折々の変化を楽しむ事ができます。

等々力峡谷の楽しみ

等々力峡谷にある橋は、ゴルフ橋以外にもあります。
板を渡しただけの簡単な板橋や石渡りなども、自然を感じさせる橋の1つです。
環状八号線が走る緑の橋は峡谷の上にかけられています。

さらに登っていくと細い板の橋があり、その先にあるのは等々力一帯を納めていた豪族の墓と思われる横穴古墳です。
さらに進むと滝や等々力不動尊があります
それより手前にある書院では、美しい日本庭園を楽しむ戸ができる上に、等々力峡谷の歴史に触れる機会もあり、楽しみが多い観光スポットです。

等々力峡谷のおすすめスポット

谷沢川にそって歩いているだけで、様々な風景と出会います。
単に自然が野放しで横たわっているわけではない事は、峡谷を楽しむ工夫が、随所になされている事からもわかります。
書院を抜けた先には広々した芝生公園があり、一気に現代に引き戻されます。
天気の良い日はピクニックを楽しむ事ができる憩の広場です。

等々力峡谷の名前の由来となった滝のそばに、不動尊本堂につながる階段があります。
境内の一角にある見晴舞台は、峡谷を見下ろせる開放的な雰囲気です。
桜の名所にもなっているので、ぜひ春先には訪れてみてください。

本堂は堂々とした風格で、神聖な雰囲気があります。
境内は広々していて開放的です。
赤い灯篭が印象的ですが、石畳を歩いていくと、コーヒーやソフトクリームが食べられるお店もあります。

滝の横には風情ある名物甘味茶屋があり、甘いものがほしくなった時にはおすすめです、
店内は意外と広くて、純和風のお座敷で峡谷の自然と、川のせせらぎを楽しみながら、お茶がいただけます。