ユーシン渓谷

川

皆さん「ユーシン渓谷」という場所をご存じでしょうか。この場所では美しいユーシンブルーがフォトジェニックなスポットとして注目を集めています。ここでは、ユージン渓谷の魅力、アクセス方法を紹介します。

ユーシン渓谷とは

最近ひそかに話題になっているユーシン渓谷とはどのような場所なのでしょうか。ユーシン渓谷は、神奈川県足柄上郡山北町にあります。渓谷を流れる川は玄倉川で、ここは「丹沢の秘境」と呼ばれるほど魅力的な場所です。ユーシン渓谷の名前の由来ですが、大正時代に森林管理小屋の番人だった小宮兵太郎が「他に深くして水勢勇まし」という意味から勇津(ゆうしん)と名付けたといわれています。

ユーシン渓谷の美しいユーシンブルーを見てみたいという観光客も増えてきています。しかし、ここはほとんど観光地化されていません。実は、渓谷の入り口にはゲートが設置してあり車両が通行できないようになっています。そのため、大型車両が入ることはできず、昔ながらの自然を保ったままになっているのです。

渓谷の一番の魅力は、美しすぎる水です。川とは思えないほどのエメラルドグリーンの色は南国の海を思わせるほどです。この水の色がユーシンブルーと呼ばれ、一度見るとまた来たくなるほど人を魅了します。また、ユーシン渓谷の透き通るような水ですがなぜこのような色になっているのでしょうか。原因は水に含まれるマグネシウムの微粒子が影響していると言われています。また、ユーシン渓谷にはダムがあり、その場所では光の赤色波長を吸収する粒子があるため、吸収されない波長が散乱することによって青く見える「チンダル現象」と思われる現象をみられます。

ユーシン渓谷を訪れるおすすめの季節

初夏

新緑の時期になると、ユーシンブルーが木の新芽に反射し、より一層SNS映えします。晴天の日になると水面がキラキラと輝いてさらに美しさを増します。

ユーシン渓谷へ向かうまでの道もたくさんの紅葉がみられます。また、ユーシンブルーと紅葉のコラボも素晴らしいの一言です。ハイキングコースもあるので、そちらで紅葉を楽しむのもユーシン渓谷を楽しむ秘訣と言えるでしょう。

ユーシンブルーがみられる条件

残念ながらユーシンブルーはいつでも見られるわけではありません。条件が二つあり、一つは晴天の日であることです。薄曇りでも見られますが、晴れの日の方がより美しいブルーになります。写真を撮る際にも晴れの日の方がSNS映えする写真が撮れるでしょう。もう一つの条件は、雨が降った日の翌日ではないことです。「せっかく訪れたのにユーシンブルーが見られなかった」ということにならないように事前に条件をチェックしましょう。