ロングツーリングで眠気と戦うコツ

バイクに乗っているとどうして眠くなる?その原因

ロングツーリングなど長時間バイクを運転していると、眠くなることがあります。
バイクの運転は集中力が求められるので眠くなりにくい印象もありますが、ロングツーリングが好きな方なら一度ならず運転中の眠気の問題と直面したことがあるのではないでしょうか。

まず眠くなる原因として挙げられるのが、先述した体力的な負担と集中力の維持による心身両面の疲労です。
机に向かってずっと同じ姿勢で集中して勉強を続けていると疲れて眠くなるように、バイクの運転中にも眠気に襲われることもあるのです。
しかもバイクは事故を起こさないよう集中と緊張が求められる面がありますから、心身の疲労も蓄積しやすくなります。
安全運転を心がけているために眠気に襲われやすくなるとのは皮肉な話ですが、だからこそ注意しなければならないとも言えます。

それから高速道路での運転でよく見られますが、単調な道を歩いていると眠くなることがあります。
ずっとまっすぐ走るだけならそれほど危険はありませんから、ついつい集中力と緊張が緩んでしまい、長時間運転を続けていた体力的な疲れが眠気をもたらしてしまうのです。

もうひとつ注意したいのは、食後の運転です。
ツーリングの際によく見られるシチュエーションですが、食後にお腹が膨れた状態で運転することで眠気に襲われるケースもあるのです。
あとは人間の身体の生活サイクルの問題、14時~16時、あるいは深夜の2~4時の時間帯はとくに眠気に襲われやすいので、気をつけたいところです。

眠気の対処法にはどんなものがある?

眠気そのものが生じるのを防ぐ方法はいくつかありますが、すでに生じてしまった眠気を解消する方法はそれほど多くありません。
もし運転中にウトウトしたり、意識が飛んでしまう状態になったら無理せず休憩しましょう。
サービスエリアなどで15分ほど仮眠をとるだけでも、かなり眠気を解消することができます。
できれば事前にサービスエリアの場所や距離を確認しておいて、「もし眠くなったらここで休む」と計画を立てておきたいところです。

それから、休憩ともに有効なのが体を動かすことです。
ちょっとバイクを止めて、全身を使うストレッチをしてみましょう。
心地よい刺激とともに、眠気を和らげることができるはずです。
ただ、これはあくまでサービスエリアにたどり着くまでの一時的な対策です。

それから眠気覚ましのガムを噛むのもおすすめで、これが運転中しながらでもできるもっとも手軽な方法でしょう。
カフェインの摂取も眠気覚ましには有効ですが、摂取から効果が現れるまでに15分くらいかかるので注意したいところです。
あとは最後の手段、歌を歌いながら運転するなんて方法もあります。
眠気がなかなか去らず、サービスエリアやパーキングエリアはまだまだ先という場合に試してみましょう。