ツーリング中ガス欠になってしまったら

ツーリング中の給油の目安

ツーリングに出かけるとなると、スケジュールをきっちり決めて入念に支度をするライダーは多いと思います。
ところが、近場の東京都内でツーリングをする場合にはついつい油断してしまいがちなことがあります。
しかし、たとえ近場でも給油のことを頭に入れながらツーリングコースを選ばないと、途中でガス欠になってしまうことも考えられますので注意が必要です。
ツーリング中の給油の目安はいつでもしっかり把握しておくといいでしょう。

ツーリング中にガス欠で困らないためには、航続距離の半分になったら給油することを鉄則にするのがポイントです。
例えば満タンで180km走るバイクの場合には、90kmを走った時点で給油するようにしておけばガス欠になる心配がありません。
航続距離の半分と言うとかなりのゆとりがあるように感じられるかもしれませんが、初めて走る場所でガソリンスタンドがどこにあるか把握できていない場合などはこれぐらいの余裕を持つことが肝心です。

ガソリンスタンドの営業時間にも注意

都内ではなく地方の山岳部にツーリングに出かける場合などは、ガソリンスタンドの営業時間にも注意する必要があります。
都内のメジャーなガソリンスタンドであれば、夜遅くでも開いているのは珍しくありません。
ところが、交通量の少ない地方のツーリングルートの場合には、ガソリンスタンドが思いのほか早く閉店してしまうことがあります。

ガソリンスタンドが少ないエリアにツーリングに出かけようと考えているのであれば、まず最初に給油ができるガソリンスタンドの場所をチェックし、営業時間も調べておきましょう。
ほとんどのガソリンスタンドは朝8時にオープンし、夜9時までは営業しているようです。
ただし、中には閉店が夜8時と早いところもありますので、現地で焦らないようにしたいものです。

夜間も走行することを想定している場合には、早い時間にガソリンを給油して満タンの状態にしておく、あるいは24時間営業のガソリンスタンドの場所をマークしておくといった心配りが必要でしょう。
全国にある24時間営業ガソリンスタンドの場所に関しては、「NAVITIME」などで調べておくことができます。

燃料メーターにも注意

ツーリング中は、燃料メーターにも注意をしましょう。
燃料メーターの全部が正しくガソリンの残量を表示しているとは限りません。
まだ半分以上残っていると思っていたのに、あっという間にガソリンがなくなってしまったといったような経験をしたライダーも多いのではないでしょうか。

ガソリンがどのぐらい残っているかは、燃料メーターだけを頼りにせずに、走行距離と燃費から割り出すことも大切です。
また、ガス欠になったからと言って、燃料コックをRESの状態にしたまま走り続けるのも要注意です。